飛行機の機内での美容と、手荷物で持ち込みたい化粧品
飛行機の機内は、空気がとても乾燥しています。その上、フライト時間が長いと肌には大変なダメージ!乾燥対策をすると同時に、機内で過ごす長い時間を無駄にしないで、スキンケアをする賢い女性がたくさんいます。
私もシワやシミが気になる年齢なので、機内での時間つぶしをかねて、美容にいいことをする派。海外旅行をよく経験する友人たちの意見を参考にして、こんな風にしています。
ご存じのように今はテロ対策で、飛行機の機内に持ち込める「液体」が制限されています。液体とは、容器がないと形が保てないもののこと。化粧品類だと、クリーム類や化粧水、口紅、リキッドマスカラなど、多くの物が液体になってしまいます。
そこで準備が必要。液体はそれぞれ100ml以下の容器に入れて、全てを20㎝以内×20㎝以内(マチなし)の「ジッパー付き透明ビニール袋」1枚の中に入れ、空港のセキュリティチェックの時に、すぐ取り出せるようにしておかないといけません。(これより小さい袋なら、マチがあっても大丈夫です)
ここで便利なのが、化粧品のトライアルセット。化粧水やクリーム類が50mlぐらいの小さな容器に入っていて、美容液なども1回分ずつ小さい個包装になっています。1週間のトライアル用が多いので、1週間ぐらいの旅行だったら本当に最適!
私は、オーガニックコスメがいいので、いつもこれを準備しています。
フライト時間が長く、睡眠時間もあるときは、お化粧は絶対落としたいですよね。
普段なら、クレンジングクリームと石鹸でお化粧を落として洗顔し、化粧水やクリームをつける、という手順ですが、でも機内のトイレでは存分に水を使えません。
そこで便利なのが、お化粧をさっと落として肌も整える「水クレンジング」(クレンジング・ウォーター、リキッドクレンジング、ふき取りタイプのクレンジング化粧水などとも言われます)。そう、クレンジングのできる液体で、コットンに染み込ませて使う、時短化粧品です。
肌が荒れそうでちょっと、と思う人もいますが、機内ではとにかく便利!肌に優しい人気のものもあります。
これを持ち込むには、シート状になっているものを買うか、あるいはコットンに染み込ませてごく小さいビニール袋に入れお手製のクレンジング水シートを作るかです。
私はめんどうなので、いつも、コットンシートになっている天然成分100%の「エコリュクス」を使っています。とっても便利!
友人には、フランスのドクターズコスメ「サンシビオ エイチツーオーD」が良いと、お手製シートを作って持ち込む人もいます。
もしすでに他の「水クレンジング」を持っていたら、それでもいいのですが、コットンに染み込ませて小さいビニールに入れ、それを他の持ち込み化粧品と一緒に、ジッパー付きのビニール袋に入れておきます。
これで化粧を落としたら、機内持ち込み化粧水やクリーム、美容液(トライアルセットのものなど)でしっかり保湿!
ホホバオイルやアルガンオイルなどをごく少量クリームや美容液に混ぜれば、保湿効果が高まります。飛行機の機内は、それほど乾燥しているのです。(体の乾燥を防ぎエコノミー症候群を防ぐには、水をこまめに飲みます)
お化粧を落とすタイミングですが、多くの人がおすすめしているのは、機内で最初の食事が出た後。長いフライトの場合、その後に照明が暗くなり、睡眠タイムとなります。
機内では、睡眠時にマスクをするのがおすすめ。自分の呼吸からの水分で、保湿効果が得られます。なるべく大き目のマスクでたくさんの肌が隠れるものがいいですよ。
ウェットフィルターのはさんであるぬれマスク(ウェットマスク)でもいいです。マスクは、万が一隣の席の人が風邪を引いていた時にも、風邪をうつされない為の防止策になります。
海外ではマスクを探して買うのは難しいので、帰りの機内用も持っていきましょう。
他には、ホットアイマスク(花王のめぐりずむ「蒸気でホットアイマスク」など)で目元の保湿を行うのも、いいアイデア!普段の疲れ目対策にもなります。友人に言われてやってみたら、機内でとてもリラックスできて、やみつきに!冷めたら、普通のアイマスクに交換します。
機内は本当に乾燥しているので、髪の毛もパサパサになりがち。持ち込んだホホバオイルなどを少量髪にぬるといいですね。できればトイレなどで、水を少しつけた手で髪の毛を撫でて水分を髪につけ、その後オイルを塗ると、水分を閉じ込められます。
オイルを手荷物にしたくない場合は、空港でスーツケースを預ける前に髪につけ、スーツケースに入れてもOK!
コンタクトレンズを使っている人は、寝る前にはずしましょう。あるいは、飛行機ではずすときに紛失するのがコワければ、飛行機に乗る前に外してしまいましょう。フライトの日は、1日眼鏡で過ごしてもいいかも。
コンタクトレンズの洗浄液も、液体なので機内持ち込みは要注意!100ml以下のミニボトル入りのものを探しましょう。