ロンドンミュージアム:大英博物館の行き方と、見どころ、周辺のおすすめ
ロンドン最大の観光スポットでもある大英博物館(British Museum)。古今東西、旧石器時代から近代まで、ヨーロッパや中近東、アジア、アフリカ、インドなど世界中の文化遺産を収集した博物館です。
これが企画特別展以外は無料だなんて、信じられません!とっても、おすすめです!
大英博物館は1759年、ハンス・スローン卿の約8万点におよぶコレクション、ウェストミンスター地下にあったコレクションなどを合わせてオープン。文化遺産が次々に発見され、その後もコレクションは増え続け、自然史分野の物は自然博物館へ、新聞などはコリンデール英国図書館(BL、現在閉館)へと移されました。
展示の数とスケールに、本当に圧倒されるミュージアム。今も、増築やギャラリーの新設、1997年まで館内にあった大英図書館も違う場所に移すなどして膨大な、増えるコレクションを整理し続けています。じっくり見て回るには、1週間でも足りないかも!
行き方:地下鉄最寄り駅は4つ。Holborn駅(ホルボーン)、Tottenham Court Road駅(トッテナム・コート・ロード)、Russell Square駅(ラッセル・スクエア)、Goodge Street駅(グージ・ストリート)で、それぞれ徒歩5分~10分。
Holborn駅は、セントラル・ライン(赤)かピカデリー・ライン(濃紺)。Tottenham Court Road駅は、セントラル・ライン(赤)かノーザン・ライン(黒)。Russell Square駅は、ピカデリー・ライン(濃紺)。Goodge Street駅は、ノーザン・ライン(黒)。(*ノーザンライン(黒)は、途中で二股に分かれているので要注意。)
開館・閉館は、10:00~17:00(毎週金は閉館20:30)。休館日は、1月1日、12月24日、25日、26日。
(写真:正面入り口を入った、ガラス張りの天井が美しいロビー)
館内はWifiがあり、メールアドレスなどを登録すれば使えます。
いつも大混雑していますが、朝いちばん、あるいは夕方だと少し空いていたという経験の人もいます。夏は、喉が渇くのでペットボトル持参がおすすめ。
最近はテロ対策か、入館前に荷物検査、セキュリティ検査があり、少し並びます。時間に余裕をもっていきたいですね。小さい子どもがいる場合は、先にトイレなど済ませたほうがいいかもしれません。
開館時間:毎日10:00~17:00、金曜日は20:30まで/休館日:1月1日、12月24~26日。詳しくは、大英博物館のHP(英語)で。
とても展示の数が多いので、入館したら、まず館内マップをもらいましょう。買うのではなく、2ポンドぐらい寄付をする仕組みです。効率よく見て回るには、必須です。
大英博物館のHPからもマップが見られます。>> こちらのページ(Musium map)
また子ども連れで行く場合は、次のページも参考になります。参加できるアクティビティのプログラムも載っています。
一番人気があるのは、入って左側のエジプトコーナー。いつも混雑していますが、有名なロゼッタストーン、ラムセス二世像(写真下)は感激です!どんな回り方をするにしても、ここは外せません!
他にも、モアイ像や、膨大な遺跡の展示、世界最古のチェス(スコットランド、ルイス島のチェス)、ロイヤルゲーム・オブ・ウル(世界最古のすごろく)、そしてミイラ(ヒトだけでなくネコなど動物のミイラもあります!)など、見て回りたいものはたくさん!
また最近アフリカの展示もさらに充実してきました(写真下)。日本コレクションの展示もあります。
本当にその縦横無尽な、時空を超えたコレクションには圧倒されますよ!イギリスが植民地を多く持っていたころ略奪したものが多いとも言われますが、こうやって大事に保管されているなら、有り難いことだとも思ったりします。
★音声案内(オーディオアプリ、4.99ポンド)は、とてもスムーズな日本語でおすすめ。展示物の番号を入れるとオーディオが出るので、順番に回る必要もありません。詳しくは、下記のページにあります。
★大英博物館の開場前(8:50ー)に「ボランティア主導の時間外ガイドツアー」があります。古代エジプトや古代ギリシャなどに限られますが、プライベートにコレクションのハイライトをガイド付きで見て、その後は自由に見られます。(料金は、大人ひとり33ポンド、学生30ポンド、5ー15歳16.50ポンド/2024年3月時点)詳しくは、下記のページから。
>> 大英博物館の時間外ツアー
◎以前は、大英博物館のHPに「1時間過ごす」「3時間過ごす」「子どもたちとみる展示品」と、見どころ・コースなど時間に合わせたおすすめの回り方を紹介している日本語ページがありましたが、今は無くなっています。残念!
●グレート・コート・レストラン/Great Court Restaurant
入ってすぐの巨大な円柱状の建物2階にあるカフェレストラン。落ち着いてお茶や食事ができます。
アフタヌーンティーやクリームティーもあります。お昼時は混むので、予定が決まっていれば予約したほうがいいかもしれません。
●コート・カフェ/Court Cafe
1階、円柱状建物の奥にあるカフェテリア。サンドイッチがおいしい「ベヌーゴ」が出店。子ども連れでも気軽に利用できます。
カフェや食べる場所については、大英博物館HPに出ています。こちらから!
ロビーにある円筒状建物の1階(入り口と反対側)にギフトショップがあり、大英博物館にちなんだグッズや本、おもちゃなどが買えます。
有名で人気のあるお土産は、お風呂でも遊べるラバー製のアヒルのおもちゃ。スフィンクスになったアヒルやヴァイキングの格好をしたアヒル、サムライのアヒルなど楽しいアヒルがあります。
また、ロゼッタストーンにちなんだグッズも多く、ネクタイなどまでありますが、ロゼッタストーンUSBは好評(1つ約10数ポンド)。大英博物館のロゴ入りトートバックもお土産に買う人が多いようです。
大英博物館は入場無料なので、滞在最終日にお土産を買い足しに行くこともできますよ!
大英博物館のあるブルームズベリー地区は、大学や歴史ある病院、ロンドンコンテンポラリーダンススクール、名門ロンドン芸術大学(UAL)の本部などがある文化的香りの高い地区。アンティークショップや小さな書店、カフェやパブが多くあります。
ロンドンのど真ん中に宿泊したいなら、このエリアがいいかもしれません。
●カフェ・ル・コルドン・ブルー(Cafe Le Cordon Blue)
大英博物館のちょっと東。とても近いのに、奥まったコートヤード(中庭)に面しているため見つけにくくなっていますが、おすすめ!
名門のお料理学校「ル・コルドン・ブルー」がヨーロッパで最初に開いたカフェです。ブルームズベリー広場の近くにあり、焼きたてのパンやスイーツが楽しめます。
Cafe Le Cordon Blue
Pied Bull Yard, 15 Bloomsbury Square, London
●ザ・ブランスウィック(ショッピング・モール)
ロンドン大英博物館から徒歩約8分ぐらいのところにあるショッピングモール、ザ・ブランスウィック。集合住宅の中庭風なので見過ごしやすいかもしれません。
ブランスウィック・スクエア・ガーデンズの隣にあり、ウェイトローズ(高級スーパー)やその他のお店、回転寿司などのレストランが入っています。気軽なショッピングスポット。
40 Bank Street Canary Wharf, London
公式HPは、こちらから。(http://www.brunswick.co.uk/)
●ペーパーチェイス
とても大きい文具店で、ラッピングペーパーやリボンなど包装製品から、オリジナル文房具やカードなど、お土産にもいい文房具が揃っています。
Paperchase
13 The Piazza Covent Garden London
大英博物館から徒歩7分
●カフェ「モンマス コーヒー」
紅茶が人気のロンドンで、1978年からコーヒーを焙煎し豆を売っていたモンマス・コーヒー。やがて、「モンマス・コーヒー」は「ロンドンの本格コーヒー」の代名詞となりました。
今は、ロンドン一おいしいコーヒーと、常に行列ができる人気のカフェ。ロンドンの元祖アルチザン・コーヒー(オートメーション化された製造とは真反対の手作りコーヒー、アメリカではブルーボトルなど)とも言える存在です。コーヒー豆のお土産もいいですね。
27 Monmouth St, London
大英博物館から徒歩7分
Monmouth Coffeeの公式HPは、こちらから。
●サー・ジョン・ソーンズ美術館
ホルボーン駅そばにあるこの美術館は、奇妙なミュージアムとして有名。ガイドブックにはあまり載っていませんが、まるで「からくり屋敷」のように複雑な建築家の屋敷に、古代エジプト第19王朝の第2代ファラオであるセティ一世の石棺や、古代都市ポンペイの装飾、骨とう品や絵画作品が所狭しと展示されています。行く価値がある、という声も多くあります!
13 Lincoln's Inn Fields, London
公式HPは、こちらから。(http://www.soane.org/)
●さらに、
南側に徒歩で20~30分ぐらい行けば、コベント・ガーデンやロンドン交通博物館、ロイヤル・オペラ・ハウスがあります。
また地下鉄で2駅ぐらい南に行けば、ナショナル・ポートレート・ギャラリー、ナショナル・ギャラリー、サマーセット・ハウス、そしてウォータールー橋などがあります。
●大英博物館までわずか200mのホテル、ザ・ブルームズベリー・ホテル(The Bloomsbury Hotel)は、予算があれば、おすすめ!
<大英博物館>
Great Russell Street,
London WC1B 3DG
大英博物館公式HPは、こちらから。 (http://www.britishmuseum.org/)