ロンドンミュージアム:V&A の行き方、見どころ、周辺のおすすめ
ロンドンでもお気に入りのミュージアムのひとつが、このビクトリア・アンド・アルバート博物館(美術館)。正式には、V&A South Kensington。ヴィクトリア時代の建築物である建物にも目を見張りますが、館内は大変広いので、ここを見るなら少し時間に余裕をみたほうがいいです。
常設展はもちろん無料ですが、とっても見ごたえがあり素敵な作品ばかり!超おすすめ!
★V&Aには、他にもスコットランドにあるV&A Dundee, 英国中西部・スタッフォードシャーのV&A Wedgwood Collection, ロンドン市内東部にあるYoung V&A(V&A子ども博物館)があります。
行き方は、地下鉄ならSouth Kensington駅から徒歩5分。地下鉄の路線は、ピカデリー・ライン(紺色)か、サークル・ライン(黄色)か、ディストリクト・ライン(緑色)。
バスなら、14番、74番、414番、C1番のバスが、V&AのCromwell Road(クロムウェル・ロード)に面した正面入り口の前に止まります。
またハロッズやハーベイ・ニコルズからも徒歩10分~15分。V&Aを見てから、ハロッズやハーベイ・ニコルズでショッピングできて便利です。
開館時間は10:00-17:45。ただし金曜日は22:00まで(閉鎖している部分もあります)。休館日は12月24日~26日です。
このミュージアムは、当初若いデザイナーやアーティストを応援する目的で、工芸品や装飾品を集めて作られたのですが、その後、絵画や彫刻、家具、調度品、陶磁器、ファッション、写真など、とても様々なものがあります。
クロムウェル・ロードからの入り口を入ると目に入る、ゴージャスなガラスのシャンデリア。これだけで、ここに来た甲斐があります!
入り口にマップやフロアガイドがあるので、それをもらいます。買うのではなく、寄付を1ポンドずつすればOK。
本格的に見たいなら、ショップでガイドブックを購入できます。何しろまともに回ったら、見学コースは13キロにもなるそうです!
事前にV&AのHPで下見をするなら、下記のページが便利!
⇒館内のデジタルMAP >> Digital Map
⇒それぞれの展示コレクションの説明 >> V&A Trail
たくさんある見どころのひとつは、館内のカフェレストランの「モリス・ルーム」。ウィリアム・モリスがまだ若い頃に、公共の場のデザインを初めて手がけたのが、この部屋です。
漆喰は建築家のフィリップ・ウェッブ、ステンドグラスと壁の下絵はデザイナーのエドワード・バーンジョーンズが担当という、3人による作品。こんな素敵な部屋でお茶や軽食ができるなんて、さすがロンドンのミュージアムです!
(写真下が、「モリス・ルーム」)
ギフトショップには、ウィリアム・モリス・グッズがあり、お土産にも最適!
ほかには、「ラファエロ・ギャラリー」「ファッション・コレクション」、ミケランジェロやローマの有名彫刻の複製が並ぶギャラリー、演劇やミュージカルそしてミック・ジャガーなどまでの衣装や小物の展示、古代エジプトから現代まで約3500点のジュエリーの展示、中東のイスラム美術なども、このV&Aならではの見どころ。
さらに、東洋のコレクションも様々あり、日本の工芸品コレクションもとても豊富!鎧・兜から江戸時代の火消しの半纏などまで展示されており、改めて日本の素晴らしさをイギリスで実感したりします。Japanese Contemporaryのコーナーではキティちゃんグッズまで、ありますよ!
有料の特別展(企画展)では、ときどき大人気でチケットを買うのにも大変な展示があります。過去の例では、Hollywood Costume展やアレキサンダー・マックイーンの回顧展など。特別展を見るなら、前売り券を買っておいたほうがいいかもしれません。
3つほどあるお店で好きなものを買い、好きな席で食べられる、カフェテリアのように気軽なカフェレストラン。子ども連れも多いのですが、でもその空間は、アートの香り高い素敵な雰囲気。
メニューは、サンドイッチやベストリー、スイーツから冷菜、温かいパイのようなもの、ワインやソフトドリンクなど豊富。自分で運ぶトレイの柄は、ウィリアム・モリスです。
テーブル席は4つの部屋(空間)に分かれており、ひとつが上述の「モリス・ルーム」。
そして壁や柱の陶の装飾が素敵な部屋は「ギャンブル・ルーム」。デザイナー、画家のゴドフリー・サイクスがデザイン、彼の死後、弟子だったジェイムズ・ギャンブルが完成させたので、「ギャンブル・ルーム」と呼ばれています。
そして、ポルトガル伝統のタイルが貼られている部屋が「ポインタールーム」。画家でありデザイナーのエドワード・ポインター男爵がデザインした部屋です。
他に、白が基調のモダンな空間があります。
夏は、広々とした中庭の一部もガーデンカフェになり、戸外でも飲食ができます。子ども連れも、たくさんいますよ!
カフェの時間は、Daily: 10.00 - 17.15 /Friday: 10.00 - 21.30 。
文具から本、アクセサリーやスカーフ、クッキー、カップ、おもちゃなど、広いショップに様々なグッズがあります。
買ったことがあるのは、ウィリアム・モリスのカレンダー、ウィリアム・モリスのパッケージ柄のクッキー、エコバッグ(Souvenir Tote Bag)、コーヒーカップなど。アートが好きな人には、きっと喜ばれるお土産が見つかります。
ハロッズやハーベイ・ニコルズへ、徒歩10分~15分で行けます。途中には、素敵なカフェがいくつかありますよ。
また、Divertimenti Cookshop(ディベルティメント)というキッチン道具や食器のお店があり、ブランド物調理器具や食器などを売っています。お鍋やお皿は重いので買って帰るのは気をつけたほうがいいんですが、日本ではそんなに見かけないイタリアのSolimene(ソリメネ)というブランドの食器があまりに素敵だったので、がんばって買って帰ったことがあります!
<ビクトリア・アンド・アルバート・ミュージアム>
Cromwell Road
London SW7 2RL
公式HPは、ここから!(http://www.vam.ac.uk/)