ロンドン:深夜の乗り物 ~バス、地下鉄は24時間運行!
ロンドンでは、以前からバスが深夜運行をしていましたが、2016年夏からは、地下鉄(チューブ)も週末(金曜・土曜の深夜から早朝)の深夜運転を開始。ナイトチューブと呼ばれる、この夜の地下鉄運転は、2017年秋現在、下記のように5つの路線で行われています。
・ビクトリア線/Victoria line・・・全線で10分間隔で運転
・セントラル線/Central line・・・White City~Leytonstone間では約10分間隔、Ealing Broadway~White City間とLeytonstone~Loughton/ Hainault間では約20分間隔
◎サービスのない区間もあります。
・ジュビリー線/Jubilee line・・・全線で約10分間隔で運転
・ノーザン線/Northern line・・・Morden~Camden Town間は約8分間隔、Camden Town~High Barnet / Edgware間は約15分間隔
・ピカデリー線/Piccadilly line・・・Cockfosters~Heathrow Terminal 5間で約10分間隔で運転
◎ the Terminal 4 loop、Acton Town~Uxbridge間では運転無し
ナイトチューブの料金は、深夜割増しなどは全く無く、昼間と同じ運賃になっているのが、とてもありがたいこと!
またロンドン市内中心部とヒースロー空港をつなぐ地下鉄(ピカデリー線)が深夜運転をしているので、飛行機の深夜や早朝の出発・到着でも地下鉄で行くことができます。これなら安くて、まあまあ確実で安心ですね。
2020年には郊外区間を除くほぼすべての路線で、深夜運行が行われる予定です。この頃になると、クロスレール(エリザベス線)というロンドンを横断し西側エリアと東側エリアを結ぶ鉄道が生まれる予定なので、公共交通機関は大きく変わっているはず!
>> 地下鉄深夜運行便(ナイトチューブ)の詳細(地下鉄の公式HP)は、こちら
週末以外の平日の夜は、深夜の公共交通機関といえば、バス(ナイトバス)ですが、運行エリアは限られていて、しかも週末の深夜はいろいろトラブルも起きたりするので、敬遠されがちです。
またオーバーグラウンドという郊外を大回りしている民間の鉄道会社の東ロンドン線でも、2017年年末から週末だけ24時間運行を開始します。
ニューヨークやパリでも導入されている公共交通機関の24時間運転。深夜運行を導入すると経済効果も高いとされており、ロンドンでは今や一晩平均約15万人以上が利用。ナイトクラブに行くのにも便利だし、コンサートやスポーツ観戦のあとも安心してバーやレストランに寄って帰れますね。
またロンドンの大きな美術館・博物館では、夜間オープンしているところもあります。たとえば、
・大英博物館(金曜日の夜は午後8:30まで)
・テート・モダン(金曜・土曜は午後10時まで)
夜の美術館・博物館でアカデミックな大人の時間を過ごしたあと、どこかで食事をしても夜間運行の地下鉄・バスなどがあれば、安心。充実したロンドン旅行ができますよ。(美術館・博物館内でアルコール販売をしているところも多くあります)